ヘルニアのしびれに鍼は有効?
よく、腰が痛くて足にしびれが出ていて、医療機関に行って調べてもらうと
ヘルニアの診断を受けている人が多いです。そのヘルニアのしびれに鍼は
効くのでしょうか?ヘルニアで起こっているしびれや痛みに対して、症状をおさめるなら鍼は有効の事が多いです。しかし一部のヘルニアに対しては厳しい部分もあります。
【腰のヘルニアとは】
ヘルニアとは上の写真の赤い点の様に腰の骨と骨の間の軟部組織が外に逸脱している状態をいいます。逸脱している場所によってしびれるポイントが変わります。
ですから、鍼をしても逸脱したものが中に引っ込むとかいう現象は起こりません。しかし多くのヘルニアの症状について有効であるといえるのでしょうか?
【ヘルニアを起しやすい姿勢】
ヘルニアを持っている多くの人は反り腰の人が多いです。反り腰とは骨盤が前に倒れて腰の部分が前に反っている状態です。反り腰がどうかチェック方法としては上向きで寝た時に腰の間に大きな隙間、膝の間の床との隙間ができた場合、反り腰の可能性が高いです。
【反り腰になると、どうしてヘルニアになりやすい?】
上の写真は骨盤の模型と背骨を長い風船で表現しました。
骨盤が立っていると、左の写真の様に背骨は真っすぐ(生理的カーブは有り)になります。右の写真の様に骨盤が前に倒れて、腰が反り腰になると前に倒れないように胸部がカーブを作り前に倒れないようにします。
そして、背骨と背骨間がタイトになりヘルニアを刺激してるのが想像できると思います。反り腰になる理由は骨盤が前に倒れてるからです。もし腰が立っていれば反り腰にはならないし、背骨への負担も減ります。
【反り腰を作っている骨盤前の筋肉】
骨盤が前に倒れるっていう事は、骨盤に付着している骨盤の前にある筋肉群にアプローチすれば、反り腰が緩和されます。具体的に言うと、大腿直筋、大腿筋膜張筋、小殿筋(前部繊維)、腸腰筋等なります。これらの筋肉の緊張を緩和してやれば、ヘルニアの症状が緩和される可能性が高いです。
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