【肩こってますねえ~ってどういう状態】
整骨院、整体院で肩を押された時、「肩こってますねえ~~しんどいでしょ。」って言われた事あると思います。それは、どういう状況かと言うと筋肉に力が入ったままで抜けなくなっている状態です。この状態が生じると、以下のような影響が現れることがあります。
●筋肉の形が変化する
●関節の可動域が制限される
●痛みが生じる可能性がある
以上がこの状態によって引き起こされる主な変化です。
【筋肉の形が変わる】
肘を曲げていくと、肘より上の所で力こぶができると思います。この時、勿論腕に力が入ってますよね?しかし肘を伸ばすと山は消えます。こっているというのは、この部分で力が入ったままで、力抜けていない現象が続いているという事になります。この時、腕の筋肉と一緒で形も変化しています。
形とは、骨から外に向かって風船みたいに膨らんでいる状態になります。この風船が大きくてバンバンに空気が入っていて圧力がどこに逃げて良いか分からない状況になります。これが押さえて痛い、鍼を入れて痛いになります。鍼をしたらこの風船がしぼむのですが、この作用を利用して美容鍼などは変化します。
【関節の可動域が変わる】
筋肉の内圧が高くなると、関節の可動域が小さくなります。分かりやすく筋肉を長い風船に例えると、バンバンに空気を入れた風船と普通ぐらいの空気の風船。どちらがバルーンアートに使いますか?というと普通ぐらいの風船を使うと思います。バンバンに入った風船を使うと曲がらなくて割れてしまう恐れがあるからです。これが可動域が小さくなる原因です。筋肉の中にあるのは、空気ではなく水分です。
【痛みが発生する事がある】
肩こり酷くて痛み、腰が辛くて痛みが出るという事は有りますよね。これは、血液の中に痛み発生物質という物質があります。ブラジキニン、ヒスタミン等があります。この物質が体の中の細胞の受容体と結び付き痛みを感じます。筋肉の緊張が高くなると多くの血液が滞留することになります。その結果、痛みが出てしまいます。これが不快な症状の正体です。
令和さくら鍼灸整体院では、施術する時患者さんの筋肉の形の変化、関節の可動域、押したときの硬さを体の変化の評価にしています。
コメントを残す