【痛い所だけ触ってなおるか?】
“肩こりがひどい。腰が痛い”という経験をお持ちの方も多いと思います。このような場合、痛みを感じる箇所だけを鍼や手技で触れると痛みが和らぐことがありますが、それだけでは根本的な改善にはつながらないことが多いです。
例えば上の写真の女性の様に座ってパソコンをしていたとします。この姿勢だと、多くの方が肩や腰に痛みを感じるかもしれません。これは腰が丸まっているために、肩や首が前に出ているためです。この状態では筋肉が余分に緊張してしまいます。
【模型を使って分かりやすく】
この女性が真っすぐした姿勢で座っていたとすると、この座り方よりは痛みは出にくいと考えられます。
この女性の状態を骨盤模型と背骨を長風船であらわしました。骨盤が後ろに倒れて、風船が曲がっているのが分かると思います。もし風船が曲がらなかったら、女性は後ろに倒れてしまいます。必要があって曲がっているのです。勿論肩首にも同じことが言えます。
説明をわかりやすくするためにゴムを使って圧力を表しています。左の写真ではフォークはまっすぐですね。しかし、ゴムを引っ張るとフォークが曲がるのがわかると思います。右の写真では圧力がかかっている箇所は赤い丸ですね?しかし、赤い丸だけを触っても圧力は弱まりません。ゴムの引っ張る力を弱める必要があります。
これを身体に置き換えると、原因となっている箇所の圧力を鍼や筋膜リリースで和らげた後に、症状が現れている赤い丸を施術する必要があるでしょう。赤い丸だけを直接施術しても根本的な改善は見込めないと考えられます。
令和さくら鍼灸整体院では、原因となる部分を施術した後、症状が現れている箇所に対しても施術を行います。それが改善への第一歩です。
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